●公式サイト 本作は、1990年代にベストセラーとなった、大人気コミックブックを元に制作された王道RPGです。 魔法と機械が融合したファンタジー世界を舞台に、難易度の高いターン制バトル・ランダム生成されるダンジョン探索・ハクスラ系のキャラクター育成を楽しめます。 洋ゲーではありますが日本語ボイス付きでローカライズされており、キャラクター同士の会話イベントや隠しボス・釣り・アリーナなどのやりこみ要素などもあります。 さくっとレビュー! 「海外のRPGでコミックブック原作」と書くと敷居が高い印象があるかもしれませんが、蓋を開けてみると中身はかなりJPRGテイストでした! サイドビューのターン制コマンドバトル、キャラクターとの会話イベント、寄り道要素も豊富にあるので、RPG好きには馴染みやすい作品かなとおもいます。 ただ、バトルの難易度が高く、中盤以降は通常バトルでもさっくり死にますw 行動順を考えたり、サポート系のアビリティを駆使する戦略性が求められ、トライ&エラーで敵を倒していく感じかなと。 クリアまでは40時間ぐらい、ハクスラで装備を強くしたりキャラクターを強化しながら、じっくりプレイできる作品でした。 くわしくレビュー! 高難易度のやりこみ系王道RPG! ゲームの主な要素はバトル・ダンジョン探索・育成で、クリアまでは40時間ぐらい。 メインダンジョンは9個と多くはないのですが、ダンジョンごとにがっつり敵が強くなるので攻略難易度は高めでした。 特に、中盤以降は通常バトルでもがんがん死にますし、ボスになると状態異常攻撃などもあるので、何度も挑戦して攻略法を見つけていくゲームかなとおもいます。 キャラクターのレベル上げてスキルをカスタマイズしつつ、武器や防具をしっかり集めステータスの底上げしていくといった、コツコツ育てて強化していくイメージですね。 とにかく敵が強くて死にまくるRPGでしたが、ターン制コマンドバトルなので、アクションゲームよりもトライ&エラーがしやすい感じでした。 バトルは、キャラクターのアビリティの特徴を考慮して戦うため、カードゲームのような戦略性と駆け引きが楽しめ、高難度のわりに遊びやすい作品かとおもいます。 個人的には、RPGのといえばなぜか定番だった「釣り」が入っていたのはうれしかったですw ハクスラ要素のあるランダム生成ダンジョンで、歯ごたえのあるバトルに挑む! バトルはシンボルエンカウントで、FFのようなサイドビューのターン制コマンドバトルです。 攻撃に合わせて精細に描かれた敵味方のキャラクタービジュアルがよく動くほか、必殺技はカットシーンと3Dムービーが挿入されるので、JRPGテイストを感じられるとおもいます。 さて、何度もお伝えしてますが、本作のバトル難易度は高めです。 序盤こそあまり考えないでも戦えますが、中盤以降に登場する敵は攻撃力がとても高く、ボスになると状態異常攻撃と合わせてがりがりとHPを削ってくるため、通常攻撃を連打していると余裕で全滅します。 そこで重要なのが、行動速度。 本作は行動速度が早い順に攻撃を行いますが、アビリティは発動までに時間がかかるものもあります。 プレイヤーは敵の行動を先読みし、バフ・デバフスキルを使うタイミングや各種アイテムの活用、瀕死の敵を誰が確実に撃破するのかといった、高い戦略性が楽しめました。 油断していると速攻で全滅しますが、作戦を考え、それがうまくハマったときは爽快感があるというバトルかなとおもいます。 ダンジョン攻略は、ランダム要素のある大きなダンジョンが9個、他にも小さな探索エリアがたくさん用意されています。 大きなダンジョンでは、マップ・敵・宝箱・素材の配置が変化。 難易度も調整できるため、高難度でいい武器のドロップを狙うといったハクスラ的な楽しみ方ができました。 ダンジョン内の仕掛けの攻略には、アクション要素よりも謎解きが求められ、キャラクター専用スキルを使って回避するなど、パズルっぽい印象がありますよ。 なお、探索エリアにはチャレンジ要素でもある強敵が待ち構えており、やりこみ要素のひとつにもなっていました。 ローカライズもしっかり!ストーリーも日本語ボイスで楽しめる! パーティメンバーは6人で、見た目はあまり洋ゲーテイストではなく、ボイスも日本語なので遊びやすいとおもいます。 オープニングアニメーション、キャラクターの立ち絵によるイベントシーン、メインストーリーだけでなく宿屋ではキャラクター同士の掛け合いがあるため、より深くキャラクターを知ることもできるかなと。 また、ゲームブック原作らしい選択肢があるイベントも発生するため、本作ならではの雰囲気も見受けられました。 バトルの難易度が高いゲームなので、キャラクター育成はとても重要なポイントです。 レベルが上がると新しいアビリティやスキルを習得・カスタマイズできるほか、武器や防具を集めるハクスラ要素、モンスター討伐数でキャラクターの能力を上げるなどの深い育成要素もあるので、育てがいがありました。 ローカライズについては、ストーリーパートではしっかりしているものの、UIや機能説明では一部怪しげな表現もちらほらw まぁプレイに支障はない程度ですので、慣れれば問題ないかとおもいます。 なお、コミックブックが元になっているゲームですが、原作を知らなくても問題なく楽しめますし、書物というアイテムを獲得すると世界観設定も閲覧できますよ。 まとめ! バトルの難易度は高めですが、JRPGテイストが随所に見られる王道ファンタジーRPG作品でした。 ローカライズもしっかり対応していますし、釣りやアリーナといった寄り道要素も完備されているので、普段は海外のRPGをプレイされない方にも遊びやすいとおもいます。 ただし、敵はめちゃくちゃ強いので、戦略を考えて攻略していく歯ごたえのあるバトルが好きな方や、ハクスラ系のゲームに慣れている方など、トライ&エラーを繰り返すゲーム性がお好きな方には特におすすめですよ!
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